板取川の支流明石谷、そのまた支流のナラ谷にあるという大滝へがおろさんを誘って行ってきました。 前にがおろさんから膝の半月板を痛めていることを聞いていたので、往復3,4時間の大滝までまでならとお誘いしたのですが、返ってきたメールには上の三角点(点名:明石1141.3m)まで行きたいとのこと。 当日朝5時にお迎えにあがると膝にはばっちりテーピングをして、今どきの登山用のタイツをはいて完全武装で家から出てこられた。心配をよそに、こんな物も持ってきたと、なんとハーケンにバイルまで持参。これには参った! 2人ともが蜂?に刺されるアクシデントはありましたが大したことはなく、がおろさんの膝も下山後に聞くと大丈夫とのこと。ナラ谷の大滝も見れたし、大高巻きと藪漕ぎに三角点探しと、板取の山を充分に味わうことができました。 9月2日(日) 快晴 メンバー:がおろさんとわし ナラ谷出合 7:10 二股滝 8:10 大滝分岐 8:40 大滝 8:55 滝上往復 10:50~11:10 明石 12:50 林道 14:00 ナラ谷出合 14:25 がおろさんの記録は、こちらから ナラ谷を見過ごして時間ロス。、出会いのフェンスのゲートの脇を通って、すぐの取水堰堤までアスファルトの林道を歩く。堰堤を越えた先で入渓。 二股までは傾度のない、平流で癒しの沢。 600m辺りの二股は右から滝が落ちて合わさっていた。 二股を過ぎると少しずつ傾斜が増して巨岩が連なり伏流になる所があり、次に小滝が続くようになる。 ナラ谷と別れ支流に入れば、大滝まではそれほど時間はかからない。 期待がふくらむ中、大滝手前になると沢の傾斜が次第に増す。 すると先行するがおろさんからコールが聞こえる。 陰にいてわからなかったが、近ずくと木々で囲まれた暗い先に、明るい一枚岩のフェイスを流れる滝が見えた。 見上げるくらいに高い滝だ。落ち口ははるか上でよく見えない。 この日、水量はそれほどでもなかったが、圧倒的な大岩盤の一枚岩にしばし見惚れる。 滝を見届けて、がおろさんのオーダーどうり三角点明石に向かう。大滝は登れそうにないので左の小尾根から高巻く。 基部でハーネスを着け、一段上がった所でつるべ式でわしが先に登った。 久しぶりのロープワークはやり方も手順も忘れてしまっていて、8の字結びをするところから無茶苦茶。1ピッチ登ったところでお叱りを受ける。 数ピッチ登ってからロープを解いて、大きく山腹をトラバース。大高巻きの後に滝上の左股へ下降した。 思いもよらないナメ床があった。 滝の落ち口を見にナメ床を下る。 着いた先には落ち口があり下を眺めてみるがどうも違う。大滝とは別の滝のようだ。 こちらも落差のある滝で、大滝の上にもまだ隠れた(たぶん未見の?)立派な滝があった。これには驚いた。 滝をあとにして右股を行くとこちらもナメ床が奥へ続き、100mか150mか、それ以上歩いたように思えた。 最後の二股は10mほどの斜瀑につき当たるがここを右に入り、遮二無二モーレツな薮を漕いで上の尾根に出た。尾根までのモーレツ薮は強烈だった。 山頂手前の、これまたモーレツ藪で2人とも蜂(たぶん)に刺される。刺された一瞬、強烈な痛みがあった。 藪に阻まれ蜂に刺されて、泣きっ面に蜂とはまさしくこのことだが、すぐに山頂らしき所へ到着。 山頂部は平坦で、密生したネマガリタケに難儀をするが、藪をかき分け奥へ行くと、がおろさんからのコールがあり三角点を発見。小枝に明石1140mと書かれた小さな札があった。 頂上をあとに、藪を南へ少し下ると今日初めての景色が広がった。 向うの遠くに光るものが見えて、海が見えるのかと話をする。 ナナカマドの実が赤く色づく手前でした。空も少し秋っぽい。 セイ谷の植林の杣道を下ると、谷が開けて右手に林道が見えたのでここで谷と別れる。あとはたらたら歩き、九十九折れの林道を下って明石谷の出合いに停めた車へ戻った。 Hey,Honey! アホなことをやっとる。 がおろさんもわしも以前スズメバチに刺されたことがあり、アナフィラキシーショックに怯えながらも、腫れたくらいで特に重い全身症状は出ませんでした。 板取小学校の入口の通学路脇にある蕎麦屋に寄って腹を落ち着かせ、ジョン・ルイスのピアノを聴きながら岐阜へ帰った。 板取の山の深さを再確認した日でした。
by faggio
| 2012-09-04 23:45
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