がおろさんから石徹白の沢登りのお誘いがあったので過去の記録を調べてみるが出てくるのは冬から春先にかけての山スキーや登山のものばかり。沢登りに関しては特に石徹白大滝よりも上流の沢の記録はほとんど出てこない。しかし沢をつめた源流の台地には湿原があるというし、つめ上がれば旧峠があった場所に出るらしい。
事前に湿原の場所や源流の様子などあまりわからないまま、面白そうなのでがおろさんと2人で行ってきました。 今回のルートはは笠羽谷からその源頭にある湿原をたどり、帰路は銚子ヶ峰を経由して一周するコース。以前スキーでこのコースを逆回りで一周したことがありますが、その時のことを思い出しながら歩くのも今回の楽しみの一つでした。 日時 : 7月8日(日) メンバー : がおろさん、わし 天気 : 曇りから霧、のち晴れ がおろさんのレポートはこちら わしのより詳しいよ。 ルート図 朝、白山中居神社から大杉林道を行くと初河谷を渡った先で土砂崩れで道がふさがっていた。帰りに通ると車1台がなんとか通れるようになっていましたが、帰って石徹白のことを調べているとこんなことだったようです。 「石徹白ニュース」 土砂崩れの手前に車を停めて歩きだす。大滝を過ぎ灌木の茂る林道を歩くと願教寺谷が合わさるカサバ橋に着く。 ここで沢靴に履き替える。 沢は目立った滝場もなく単調で水量が多い。単調だけれど雰囲気のいい沢を歩くと二股。 西カサバ谷を進み、左から20m2段滝 チョックストーン滝 シャワーでくぐる?と相談中。 水をかぶるとたまにこんな顔にもなります。 斜度が緩むと台地状になり、沢も次第に藪が覆うようになる。 霧が濃い中、辺りが開け湿地に出る。がおろさんは生き物の観察に余念がない。 霧の中、湿地をあとに東へまた藪を漕ぐとまた突然目の前が開け、うえ田湿原に出る。 湿原の出口の樺の木にいつ付けられたのかわからない古い赤テープがあった。 上に向けて斜度の増す藪を登ると笹原の台地、その先に貫節の桧、この小尾根の雰囲気もいい。 ここまで霧の中を方角もよくわからず源頭の台地を徘徊しているような感じだったが、ここで東の方角の霧が途切れ、一瞬だが銚子ヶ峰の稜線が見渡せた。。 つなぎぶしの桧 その先には桧笠場湿原 小さいけれども美しい。 ここからまた藪を上がると追分峰。登山道のある歩きやすい主稜線に出る。 登山道を下る途中に「うえ田と笠場湿原、つなぎぶしの桧下り口」の道標がありました。しかし道は見当たらなかった。 銚子ヶ峰への尾根は笹原の気持ちのいい道。 母御石(ハハコイシ)、母恋し? 石徹白大杉 いつ見ても圧倒的な幹回り。なぜか裏側に広葉樹の葉が茂っていて、共生しているのでしょうか。 腰が痛いのを堪えて石の階段をふらふら駆け下り登山口へ戻る。 大杉登山口 7:30 カサバ橋 8:15 二股 9:50 湿地12:00 うえ田 12:30 貫節の桧 桧笠場湿原 13:35 大杉登山口 16:40 車へ向かう大杉林道の途中、珍しいオトシブミの揺籃を見つけました。きれいにたたまれた葉っぱを広げてみると小さな卵が1つ入っていました。持ち帰って観察しようとも思ったが、死なせてしまうだけなのでやめた。
by faggio
| 2012-07-14 02:06
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